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非デザイナーが、デザイン組織をマネジメントするのって、有り?無し?

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こんにちは。UXデザイン部 部長のアタラシ(@copyrashi)です。春が近いですね。
 
デザインマネージャーという役割でデザイン組織のマネジメントをしています。プレーヤーとしては、デザイナーではなく、コピーライターとしてキャリアを送ってきました。
 
わたしの観測範囲において、デザイン組織のマネジメントは、もともとデザイナーだった人がその役割を負っている例が多いように思います。デザイン制作会社はほとんどがそうですし、事業会社のインハウスデザイン組織でも同様です。
 
一方で、わたしのように、デザイナーじゃない人がマネージャーをやっている事例も、それなりの割合で散見されます。
 
「他にやる人がいないから営業が・・・」
「エンジニア中心の組織だからエンジニアリングマネージャーが・・・」
「事業責任者が組織マネジメントもしたほうが・・・」
 
理由も、ケースも、それぞれのようですね。
 
 

非デザイナー系マネージャーが、デザイン組織をマネジメントするのは、有りか、無しか。

デザインマネージャーの役割を負った日から、常に、自問自答しています。ちょっとした負い目とともに。
  • もし自分がデザイナーだったら、非デザイナー系マネージャーが、デザイン組織をマネジメントしていることに、どんな不安を持つだろう?
  • その不安に、今の自分ならどう答えるだろう?
 
今回の記事では、「デザイナーが持つかもしれない不安」「その不安に対する現時点での回答」を、書いていきたいと思います。

 

Q1「デザイナーという生き物について、理解してもらえるの?」

・・・それなりに。

コピーライターだった自分としては、同じ作り手として、理解度は高いほうだとは思うけれど、デザイナー系マネージャーに比べると、本質的な理解度は落ちるはず。

ただし、デザイナーへのリスペクトは、ヘタなデザイナー系マネージャーより大きいかもしれない。デザイナーは、自分にはできないことをやってのけるので。

組織づくりやメンバー支援をするうえで、デザイナーへの理解は大事だけど、個人的には、それよりも人として理解することを大事にしている。
 

Q2「まわりの人へ、デザイナーの価値をちゃんと伝えられるの?」

伝えられる。

自分がデザイナーじゃないので、デザイナーじゃない人にとってデザイナーの何がわからないのか想像しやすいところはある。

ただ、そもそも、誰かにデザイナーの価値を伝えるうえで、自分がデザイナーだったかデザイナーじゃなかったか、という点はあまり関係ない。

伝える相手の、知識量、デザインリテラシー、考え方、やりたいことなど、さまざまな背景を意識したうえで言葉を紡げるかどうかのほうが大きい。

価値を伝えられないと、社内におけるデザイナーのプレゼンスや給与は上がっていかないので、デザインマネージャーとしてのとっても大事な仕事だと思う。
 

Q3「デザイナーとして成長させてくれるの?」

させたい。

デザイナーじゃないので、直接教えたりして成長をつくることは、ほとんど期待できない。なので、それぞれのデザイナーが、自分で自分をレベルアップさせられる仕組みづくりや、組織編成を大事にしている。

ひとりひとり、成長のテーマやスピードが違うので、それぞれに個別対応する細やかさが要求される。むずい。
 
デザイナーとして成長してきた過程を自分自身で体感しているわけではない、という事実は結構重い。
 
デザイナーになって1年目のメンバーには「ごめんなさい、成長をつくる実験につきあってください」と正直に伝えている。
 

Q4「デザイナーとして幸せにしてもらえるの?」

幸せにします。

・・・と言い切りたいが、まだ未熟なので、幸せにしたいと強く思っている、としか言えない。

デザイナーを幸せにできるかどうかは、それこそ、マネージャーがデザイナーとか非デザイナーとかは関係ない。

一口にデザイナーと言っても、みんないろんなビジョンで働いている。それを意識して、丁寧に対応していく。それにつきると思う。
  • サービス愛が強い人には、そこに挑戦する機会、失敗する機会、新しい景色を見る機会を。
  • スキルアップやスキル拡大を望む人には、本業や副業におけるスキル研鑽機会を。
  • 金銭的な豊かさを望む人には、市場価値や生涯年収を意識した成長機会や、組織内での上昇支援を。
  • デザイナーとしての名声を望む人には、活躍機会と発信支援を。
  • プライベートと仕事の両立を望む人には、柔軟な働き方をする機会を。
  • ほか
 
マネージャー歴の中で、残念ながらここから去ることを選んだデザイナーたちがいた。マネージャーとしてもっと色々やれただろうなとか、これは仕方なかったなとか、思うことはいろいろあるけれど、「その人たちには、幸せになるためのベストな環境として、クラウドワークスのデザイン組織を選ばなかった」という事実は真摯に受け止めたい。
 
(辞めていくことを嘆いているわけではない。デザイン業界というエコシステムの中で、人材は流動的である)
 

有りか無しかで言えば、

有りだと思います。非デザイナーが、デザイン組織をマネジメントするのは、有り。
 
非デザイナー系マネージャーよりは、デザイナー系マネージャーのほうが、デザイナーのことをわかってあげられると思う。
 
でも、大事なのは、「デザイナーの人生にコミットし、デザイナーのLTVに貢献できるかどうか」「デザイナーの成長を、事業成長に直結させられる組織づくりができるかどうか」という、結局はこれだけじゃないでしょうか。
 
やばい、自分で自分のハードルを上げてる感がすごい。
 
マネージャーとしてもチャレンジは続く。
  

キャリア相談会、やってます。

といっても、わたしが、雑談ノリでキャリア相談に乗るだけですけどね!弊社への転職予定がない方でも、ぜんぜんOKです。デザイナーの転職時のインサイトをつかみたいので、話せるだけで嬉しいです。ぜひ1度、クラウドワークスのオフィスへ遊びにきてください。
 
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